社内に眠っている「当たり前の知識」が、他社にとっては貴重な情報

営業マニュアル、技術ノウハウ、業界の暗黙知。社内では「当たり前」とされている知識が、同業他社や業界に参入したい企業にとっては貴重な情報であることは珍しくありません。

Kindle出版は、この社内ナレッジを書籍化して収益を得ながら、企業の専門性を対外的にアピールする手段です

Amazon KDP(Kindle Direct Publishing)を使えば、初期費用ゼロ、在庫リスクゼロで電子書籍を出版できます。印刷費も倉庫費も不要です。売上の最大70%がロイヤリティとして著者に支払われます。

企画:「○○の教科書」が最も売れやすい

Kindleで売れるBtoB向け書籍のフォーマットは「○○の教科書」「○○入門」「○○実践ガイド」です。特定の業務領域に特化した実用書が、長期間にわたって安定的に売れ続けます。

テーマ選定の基準は、自社が10年以上の経験を持つ領域で、かつAmazonで競合書籍が少ないニッチなテーマです。「Amazonで検索して、関連書籍が5冊以下」のテーマが狙い目です。

執筆:30,000字を30日で書く

Kindle書籍の標準的な文字数は20,000〜50,000字です。1日1,000字のペースで書けば、30日で完成します。

最も効率的な執筆方法は、まず目次(章立て)を決めてから各章を独立して書き進めるアプローチです。最初から順番に書く必要はなく、書きやすい章から取りかかってください。

出版:KDPの設定は30分で完了

KDPのアカウント作成から書籍の公開まで、技術的な作業は30分程度で完了します。必要な素材は、原稿(Word形式またはEPUB形式)と表紙画像(1,600×2,560px推奨)の2点です。

表紙デザインはCanvaのKindle表紙テンプレートを使えば、デザイナーでなくても見栄えの良い表紙が作れます。

価格設定は、BtoB向けの専門書であれば980〜1,980円が適切です。70%ロイヤリティの条件(250円〜1,250円)に収めるか、価値の高さを示すために1,500円以上に設定するかは、コンテンツの深さに応じて判断してください。

まとめ

まずは来週、社内で「外部の人にもっとも質問される業務知識」を1つ特定し、その内容で目次案を作ってみてください。10章構成の目次が書ければ、Kindle出版への第一歩はすでに踏み出しています。